防火設備危害防止措置に関する資料
(国土交通省告示第1392号に係わる、防火戸閉鎖金物確認資料)
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扉重量ベース
カタログベース
試験データ
 

      この資料は、建築基準法施行令第112条の改正に伴う「昭和48年建設省告示第2563号
      (改正 平成17.12.1国土交通省告示第1392号)」で定められた要件について確認
     した金物リスト(防火戸閉鎖金物一覧表)である。
 
1.要件(国土交通省告示第1392号 原文)
  (1)当該防火設備の質量(単位 ㎏)に当該防火設備の閉鎖時の速度(単位 m毎秒)の2乗を乗じて
      得た値が20以下となるものであること。
 (2)当該防火設備の質量が15㎏以下であること。ただし、水平方向に閉鎖するものであってその閉鎖
      する力が150ニュートン以下であるもの又は周囲の人と接触することにより停止するもの(人と
      の接触を検知してから停止するまでの移動距離が5㎝以下であり、かつ接触した人が当該防火設備
      から離れた後に再び閉鎖又は作動する構造であるものに限る。)にあって、この限りではない。  
 
2.確認対象とした閉鎖金物の種類
    ドアクローザ・フロアヒンジ・ヒンジクローザ・引戸クローザ
 
3.確認対象とした防火設備の種類
     鋼製ドア・鋼製軽量ドア・アルミ製防火ドア・木製防火ドア
 
4.確認資料の構成
   「防火戸の確認資料」・・・・(扉重量ベース)
     閉鎖金物の種類別に一般的に使用される防火戸の種類と大きさ・重量と、安全性の要件を満た
          す条件を記載しています。
     表中に記載の閉鎖金物グループは「防火戸閉鎖金物一覧表」の閉鎖金物設定トルクグループと
          関連付けしています。
   「防火戸閉鎖金物一覧表」
     閉鎖金物の種類別に閉鎖金物トルクグループを記載して、そのグループに適合した閉鎖金物を
          全メーカー・メーカー別に記載しています。
  「防火戸の確認資料早見表」・・・・(カタログベース)
          閉鎖金物の種類別に防火戸の大きさ・重量から、安全性の要件を満たす閉鎖時間を記載してい
          ます。

5.確認資料の利用方法
     危害防止措置(安全性)の検証は、「防火戸の確認資料」または「防火戸の確認資料早見表」と、
     「防火戸閉鎖金物一覧表」の 二つの資料を利用し確認を行ってください。
 
 ■確認要領
 1)閉鎖する力の検証
  ①現場に取付された防火戸において、使用される閉鎖金物、防火戸の種類、サイズ等を確認し、「防火
     戸の確認資料」で閉鎖金物の種類と防火戸の種類の組合せが記載されている部分を参照します。
   ②防火戸のサイズを、「防火戸の確認資料」または「防火戸の確認資料早見表」の表に照らし、設定
     トルクグループ記号を確認します。
   ③「防火戸閉鎖金物一覧表」で閉鎖金物の種類を参照して、設定トルクグループの欄に記載してある金
     物品番が使用されていれば、「防火戸の確認資料」の条件で使用されれば要件を満足します。
  
  閉鎖金物の設定トルクが小さい機種を使用されている場合も、150N以下の要件は満足します。
  現場で使用されている閉鎖金物が、記載されている閉鎖金物トルクグループより上の閉鎖金物の場合、
  表中より同じグループ記号を選び最小扉幅の欄を参照し、防火戸の幅が記載値以上ならば要件を満足
  します。
 
 2)運動エネルギーの検証
   運動エネルギーについては、閉鎖時間が表に記されている秒数以上であれば要件を満足します。 
  閉鎖時間は温度によって変化するので点検及び消防検査などの際に確認、適正な調整を行って
   ください。

 
 
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